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日本美粧協会が国内化粧品ブランドの中国展開エコシステム構築プランを始動

化粧品ブランドの中国進出をサポートする一般社団法人日本美粧協会(JBA)は、日本の化粧品ブランドが中国で展開するためのエコシステム構築を目指し、OEMメーカーと中国向け商品の提案強化を開始する。パートナーとなるのは、薬用化粧品・機能性表示食品OEM受託製造メーカーの株式会社天真堂。天真堂は、医薬品から化粧品、機能性表示食品まで幅広く良質な商品づくりはもちろん、BtoC向け通販も得意な企業だ。

JBAは、これまでも日本の化粧品ブランドの中国進出をサポートしてきた。特に中国化粧品市場のBtoB卸販売における販路に強みを持っている。今回天真堂とコラボレーションするきっかけになったのは、中国展開に必須な人的リソース・情報リソースが弱いブランドが多く見られたためだという。中国向けの化粧品開発の知見とノウハウを蓄積する天真堂とパートナーシップを結ぶことで商品開発から展開後までを可能にしたというわけだ。

中国展開をワンストップで!エコシステムを構築


今後は、商品開発に課題を持ったブランドに対して中国市場ニーズに合った提案をしていく。商品開発、市場調査、認可取得、販路拡大、プロモーション、価格コントロールなどの中国展開に必要なステップ全てを包括して提供するエコシステム構築目指す。なお、すでに天真堂と取引のあるブランドにも、中国市場での販路拡大やブランド認知向上に向けたノウハウを活用していく予定。

今や中国の化粧品消費は世界第2位。2019年の化粧品市場規模は4,256億元(約6.4兆円)と巨額だった。同年の化粧品輸入総額は、韓国を抜いて日本が1位となった。美容業界のメーカーや化粧品ブランドも、「日本ブランド」「日本で売れている商材」というだけではなかなか販路が広がらず、苦戦する企業も少なくない。これから更に成長が見込まれる中国市場でチャンスを掴むには、適切なサービスと商品が必要だ。

中国展開でのいちばんの課題は商品開発


エコシステム構築の第一歩にかける思いを2社のトップがそれぞれ発表している。

私達がサポートする化粧品ブランド様の課題は様々であり、その1つが商品開発です。中国国内で販売するにあたり、禁止成分が含まれていた場合は代替成分に変更する必要があります。また、中国の消費者に好まれる成分を使って1から商品を作りたいと考えるブランド様もいます。そのような課題に対し、プロの視点を持ちサポートするために天真堂様とパートナーシップを締結するに至りました。
天真堂様は専門的な知見だけでなく、化粧品ブランドの海外展開における実績があり、中国の消費者ニーズやトレンドも把握している商品開発のプロです。
日本美粧協会は、天真堂様とのパートナーシップにより、日本の化粧品ブランドをサポートするエコシステム構築を進めていきたいと思います。

一般社団法人日本美粧協会 代表理事 郑 文杰 

かつて中国市場において、化粧品は「Made in Japanであれば売れる」と言われた時期がありました。しかし市場の成熟とともに、中国でも日本国内での展開と同様、緻密な販売戦略が必要とされるようになりました。
そういった状況の中、商品を中国市場に根付かせる為には、現地のリアルを知り尽くし、クライアントのニーズに寄り添った最適な提案とサポートをご提供いただけるパートナーが不可欠であると考え、まさにその領域におけるプロフェッショナルである日本美粧協会様との締結に至りました。
今後は日本美粧協会様と共に、クライアント企業の事業をより一層力強く支援してまいります。

株式会社天真堂 代表取締役社長 松﨑 淳

日本美粧協会は、中国展開を視野に入れる企業のためにオンラインセミナーなども行っている。最新の中国美容動向も知ることができるため、利用してみるのも良いだろう。


text : yuni nojima
【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。メーカー提供の情報・アイテムを含みます。

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