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コットンパック・佐伯式フェイシャルを普及 美肌顔師 佐伯チズさん永眠 76歳

美容家の佐伯チズさんが6月5日午後5時、筋萎縮性側索硬化症(ALS)のためこの世を去った。76歳だった。9日に所属事務所が訃報を伝えた。葬儀は、遺族の意向により6月7日に親族のみで執り行われた。「お別れの会」の実施は、まだ未定。新型コロナウイルスの状況を見ながら検討するという。所属事務所は、ご香典、ご供花、ご供物は辞退すると発表している。

直前まで、各地を回るスキンケア講演会「美肌塾」やエステティックサロン『ドール・マ・ボーテ』、化粧品プロデュースなどで精力的に活動を行っていた。今年3月にALSを発表「夢は薬。諦めは毒。この宿命を受け止め、病と向き合いながら、私にできる活動を続けてまいります」「がんばります」と自身のブログにメッセージを寄せていた。

佐伯さんは、ゲランやクリスチャンディオールなど外資系化粧品ブランドで活躍後、コットンパックを代表とする佐伯式メソッドを開発。手持ちのローションとコットンを使ったホームケアで一躍有名になった。プロフェッショナルのためのオールハンドトリートメント開発も精力的に進めていた方でもあり、主宰していた『チャモロジースクール(2004~2012)』では、プロフェッショナルコースで認定資格を付与、佐伯式美容理論とハンドテクニックを伝授していた。自らが開発・販売化粧品する『チズ・アンジェルなや大判コットンシートなども販売。エイジレスな肌を間違いなく体現するひとだった。

佐伯チズ

1943年生まれ。外資系化粧品会社を定年退職後、「ひとりでも多くの方をきれいにしてさしあげたい」という想いから、エステティックサロン「サロン ドール マ・ボーテ」を開業。
これまでに出版した著書は、累計で500万部を超える。「美肌革命」(講談社)は、英語、中国語、フランス語、ロシア語、ポーランド語など9か国語に翻訳され、海外からも注目を集めた。
今やその影響力は美容にとどまらず、食文化や生き方指南まで、女性のみならず、多くの男性からも強い支持を集めている。 

(オフィシャルサイトより)


text :yuni nojima
【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。メーカー提供の情報・アイテムを含みます。

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