佐伯チズさんの「サロンドール マ・ボーテ」が麻布の個室シェアサロンに移転オープン
6月に他界された佐伯チズさんのサロン「サロンドール マ・ボーテ」が、7月18日に個室型シェアサロン「OASIS RESORT SPA麻布十番通り店」内に移転オープンした。
佐伯チズ式フェイシャルを佐伯チズさん本人の手で行うプレミアムなサロンとして営業を続けてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて休業が続いていた。このまま閉じてしまうのでは・・・と心配する声も寄せられていただけに、今回の再オープンは喜ばしい限り。
施術は、サロンマネージャー兼秘書も勤めていた平山泰代さんが行う。平山さんは、佐伯チズ主催のフェイシャルスクールを2007年9月に第5期生そして卒業、2008年7月に技術認定試験に合格、佐伯式公認セミナーインストラクター、佐伯チズ認定ビューティシャンとして自身のサロンでも施術を行ってきた。
美肌師と呼ばれる佐伯さん独自開発の「佐伯式フェイシャルデコルテトリートメント」は、オールハンドで行う施術。リンパ、神経、血液、筋肉にアプローチし、肌本来の生理機能を円滑にして活力を生み出すもの。2時間30分という贅沢さも唯一無二だ。
施術者と美容業界が元気を取り戻すきっかけになれば
再オープンの場として選んだのは麻布十番のシェアサロンというのも意外。しかし、この選択にはお客様と同業者へメッセージがある。
「この時期の再開にはリスクも感じるが、まずはお待ちいただいているお客様へ少しでも早くサロンの再開をお知らせしたかった。OASIS RESORT SPAさんとご一緒させていただくことに決めた理由は、まず衛生面を含めた環境への細かな配慮と、安定したサービス品質、負担なくスピーディに出店できる点。この業界にとって大変有意義な新しいスタイルだと感じる。業界全体が少し元気をなくしている今こそ、こうした仕組みを使って実力のある方々が復帰したり、開業するきっかけになって欲しい」
株式会社チズコーポレーション代表取締役の佐伯佳之氏はこのようにコメントをしている。
個室シェアサロンは業界内では比較的新しい取り組み。美容師の利用率は高まっているが、「個人でサロンをはじめたい」というエステティシャンにはまだ手が届かいケースが多い。「老舗だからこそ先陣を切る。施術者の皆さんも後に続いてほしい」こういった思いを形にした同業者は他にいないのでは。
「化粧品は何を使うかよりも、どう使うかが重要」「ひとりでも多くの方をキレイにしてさしあげたい」という佐伯チズさんの信念が生きている取り組みだ。
フリーランスや副業としてスタートするシェアサロンの新しい形
サロンドール マ・ボーテが移転する先は、OASIS RESORTSPAの個室型シェアサロン。アクセスがよく、ハイグレードな立地である港区・渋谷区に展開しており、専用個室を貸し出すスタイル。契約者がいなく、実質上空きになっている部屋はスポット利用も可能。しかし、単なる場所貸しではなく、利用者がプライベートサロンを出店するイメージで使用できるよう様々な配慮があるところが特徴だ。コロナ禍で事業縮小した店舗や、移転を希望するサロンにもオススメだ。
6月からは感染症対策の独自のガイドラインを設置、衛生安全面に配慮しているため、独自にあれこれ考える必要もないのが嬉しい。
text :yuni nojima
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