ハイプロテインでサステナブル。ヴィーガンアイスクリーム ZEN icecream の新フレーバーは、竹炭を使用したKUROGOMA

2021.02.17インナーケア

みんなで同じものを食べたい。

新しい食の開発は、この発想がトレンド。ZEN icecream(ゼンアイスクリーム)もそういった発想から生まれた、植物性タンパク質を多く含むヴィーガン・スイーツ。

レギュラーメニューのSOYMILKとMATCHAにくわえ、2021年2月に竹炭を使用したKUROGOMAが登場し、全部で3フレーバーとなった。

ゼンアイスクリームを販売するのは、株式会社T office。代表の椿里英香氏は、2016年にTOKYO新人デザイナーファッション大賞プロ部門受賞の服飾デザイナー。アパレルブランドRIEKA INOUE GNUを運営や、モデストファッション（イスラム教徒も着られるファッション）のショープロデュースや解説を行い、ファッションを通したダイバーシティーアクションを行っている。

ファッションを主軸にする企業がなぜアイスクリーム？　と思うかもしれない。その理由は、椿代表が添加物の多いプロテインフードを口にすることに危惧があったからだという。

趣味がトレーニングという健康志向の高い女性ならではの発想と行動力から生まれたスイーツなのだ。

スーパーフードとして注目されるチャコール(竹炭)の真っ黒なアイスクリーム

KUROGOMAは、まさに漆黒という表現がピッタリな黒色。食用の炭(チャコール)は、国内でもコーヒーやスムージーなど健康志向の人々を中心に注目されている食材。海外でもスーパーフードとして高い人気を誇っているそう。ZENで使用しているのは、国産のオーガニック竹炭。牛乳のかわりに無調整豆乳を使用し、和三盆で甘みをプラスしている。

ZEN Ice cream KUROGOMA　小売価格450円+税/内容量120ml　卸販売向け2Lバルクカップあり無調整豆乳・和三盆・大豆粉（遺伝子組み換えではない）／黒ごま（ごまを含む）／着色料（オーガニック国産竹炭パウダー）／エネルギー 139kcal／タンパク質 6.2g／脂質 6.1g／炭水化物 15.5g／アレルギー表示：大豆

さらに、植物性スイーツでありながらもハイプロテインを実現しているのも特長。自然派食品にありがちな、石のように固い……ということもなく、しっとりなめらか。シンプルで素材の良さを味わえる美味しさを持ちつつ、乳脂肪分を含んでいないため一般的なアイスクリームよりローカロリー。ダイエット中でも罪悪感なく食べられる。

・添加物不使用・ナチュラルな素材を使用
・乳製品を一切使わない植物性100％のヴィーガンアイス
・ローカロリー、ハイプロテインのヘルシーさ
・製造時に空気をアイスにたっぷり抱き込ませ、滑らかな口溶けとふんわりした食感
・甘みには和三盆を使用し、やさしく日本ならではの味わい

現在は公式通販での冷凍配送が主だが、国内の一部レストランにも卸販売をしている。今後は、取り扱いレストランの拡大とともに、女性向けジムやヨガスタジオなどのプロテイン市場も視野に入れる。サロンでの取り扱いは要問合せ。
将来的には、食のダイバーシティとして国産素材の海外輸出を目標としている。

みんなで同じものを食べる幸せ、食材の味を楽しむ幸せ

自分の生き方や理念から、ダイエットや健康上の理由ではない「食事の制限」を設ける例は、日本でも珍しくなくなってきた。ヴィーガンやムスリムの人々と同じものを食べようとすると、自然とプラントベースを選ぶことになる。

「ZEN icecream」の“ZEN”は、「禅」にインスピレーションを得て付けられたもの。
ひとつ一つ味わいながら食事をとることによって、食材本来の味わいや調理してくれた人の手間や思いを感じてほしい。また、大切に育てられた素材が持つ味と香りから、愛情を持って育てた生産者の存在も感じてほしい。こんな願いが詰まっている。