コスプレとオタクのための美容外科「フローラクリニック」知ってる？隣の業界から学ぶ集客方法

美容室、エステ、ネイル、まつ毛、そして美容皮膚科や美容外科。サロンを訪れるお客様は、いろいろなメンテナンス目的で複数の美容サロンを掛け持ちして通っています。

サロンに通う目的は様々。

自分のため、大切な日のため、そして趣味のためかも……？

東京・池袋のフローラクリニックは、美容外科と皮膚科に対応した医療機関。二重まぶた整形などの美容外科、ヒアルロン酸・ボトックス注入などの美容皮膚科、美肌・脱毛、美白レーザーの「ピコシュア」や高性能医療用HIFU「ウルトラフォーマー3」などの美容医療機器も数多く導入している守備範囲がとても広いクリニックです。

医院長の秋間医師は、学生時代から自他共認めるアニメ・ゲーム好き。医学生時代から、みずから衣装作成をしてコスプレダンスパーティに通っていたそうです。現在も、コスプレイベントAnimeJapan主催のフォトコンテストに応募するなど、活動も精力的。コスプレイヤー「さくちゃん先生」として有名です。

秋間 雄策医師

医師としての経験ももちろん豊富で、大手美容外科などで院長を歴任、デザイン性と持続力のある二重埋没法は高い評価を得ているそうです。

クリニックは2021年2月に池袋のオタクストリートにオープン。既存のクリニックには存在しない、エンターテイメント要素を取り入れ、コスプレイヤーやアニメ・漫画好きが安心＆満足できる世界観を持つコンセプトクリニックとして内装や制服をデザインした、というだけあって、かなり個性的です。

エントランスから違いを演出。マッピングでキャラが挨拶！

誰もが違いを感じるのは、クリニックについた瞬間から。

フローラちゃんのメインビジュアル

エレベーターが開いた瞬間、目の前のサイネージモニターでロゴのアニメーションが表示されます。続いてイメージキャラクターのフローラちゃんがマッピング映像で登場。「いらっしゃいませ～。フローラクリニックへようこそ」と、挨拶してくれるフローラちゃんの声は人気声優の小岩井ことりさんを起用。単なる読み上げソフトやボーカロイドではないところが本格的です。

インテリアは不思議の国のアリスをイメージした可愛いデザイン。天井にはマッピング映像で秒針もしっかり動くオリジナル時計が投影されており、1時間に一度の特殊演出も施されています。

糸リフトやグラマラスラインなどの外科施術もあるため、来院した方々の不安な気持ちを盛り上げ、できるだけ緊張せずに施術を受けられるように、という思いが360度カタチになった空間といえそうです。

施術ルームは至って普通なのが逆に安心？

コスプレイベントにもクリニックとして参加

2021年3月に開催されたアニメ総合イベントAnimeJapanでは、コスプレ投稿企画の景品として医療脱毛や美容点滴を提供。クリニックがこういったイベントに協賛するのはおそらくはじめてでは？

クリニックが参画したのは「AJスナップ」というSNSを通じたコスプレスナップ企画。ハッシュタグを付けて自分のSNSに写真を投稿するだけで参加認識され、AnimeJapan公式サイト上にも写真が公開されるという仕組み。この企画には、秋間医師も参加。クオリティの高いコスプレ写真は話題となったようです。

気になる景品は、もちろん美容関連。ダイオードレーザーを使用した医療脱毛（両ワキ1回分）と、美白・美肌・ダイエットなど、各種用途に併せた美容点滴1回分の2点を提供しました。

続いて、2021年6月26・27日に開催される「acosta!＠池袋サンシャインシティ」にもブース出展、コスプレでの入店可能店舗としての協力も発表しています。イベント期間中は、院内で撮影可能な時間を設定するほか、イベントパンフレットを持参した参加者に5％オフとするサービスも提供予定。

楽しみながら美容施術を発見する機会を提供する、という意味ではまさに画期的。

美容室やエステ、整体などの美容・健康サロンも真似できそうなサービスです。

今や若者の半分以上が漫画やアニメが好きと言われています。アメリカのMARVELコミックを題材にした映画は世界中でヒット、社会現象を巻き起こした「鬼滅の刃」は、ハマった人も多いのでは？

フローラクリニックの取り組みは、新しいお客様をお迎えするヒントになるかもしれません。

Text :yuni nojima

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