J Beauy がパリのマダムに大人気!老舗百貨店 ボンマルシェで日本美容のPOP UP大成功
2019年7月30日(火)~9月8日(日)まで、フランス パリを代表する老舗百貨店 Le Bon Marcheの1階美容コーナー、メインステージで J-Beauty のポップアップストア「ビジョ;(Bijo;)」を開催中。毎日多くの人々が訪れ、J-Beautyの人気が高まっていることを証明している。
化粧品コーナーは、日本の百貨店と同じく最も人通りが多く、DiorやChanel等が並ぶフロア。メインステージは、そういった名立たる老舗有名ブランドのイベントでも使用する、百貨店の顔ともいえる場所だ。
パリでJ-Beautyのイベントが行われるのは今回で4回目。なかでも、今回のイベントはいちばん規模が大きくおおがかりなイベントで、厳選された日本の美容、ライフスタイルブランドのみで提案している。
欧州ではJ-Beautyが人気!
少し前に日本でもK-beautyが流行したように、JはJapaneseのこと。J-beautyは、化粧品だけでなく、シザーやニッパーなどのツール、お茶やお香なども含む。
今回のBijoでは、既にボン・マルシェに常設されている「まかないコスメ」を中心に、16ブランドが参加。
まかないコスメはその中でもメインをつとめ、メインテーブルで展開される。もともとまかないコスメは金沢の老舗金箔屋のまかない(作業場)で働く女性たちが、高熱や乾燥といった肌に厳しい作業環境から自分たちの肌を守るためにつくりあげたコスメブランド。今回は、金箔入りの商品や、海外未発売商品を限定発売するなど、更に多数のラインナップを揃えるほどの人気ぶりだ。
ネイリストならみんな持ってるあのブランドも出展
美容ツールコーナーでは、諏訪田製作所のブランド「SUWADA」のニッパーが登場。
ネイリストの皆さんは毎日使っている方も多い身近なニッパーが、ヨーロッパで注目されているのをご存知だっただろうか。また、化粧筆のスイ トーキョー(Sui Tokyo)や、フェイスからボディ、メンズ用まで揃う熊野筆のシャクダ(SHAQUDA)などもラインナップ。
まさに、日本の伝統的な素材と技術が光る日本らしい製品がピックアップされているようだ。
厳選された16ブランドは以下
ビト グリーン/フラワークリエイティブ(BITO)
緑や苔など日本らしい植物とアートの組み合わせで6月にParisで個展を開催した尾藤裕子氏によるアート。日本でも百貨店で装飾を見かけることも。
まかないコスメ
海外でも注目を浴びるJ-besutyの筆頭と言っても過言ではないスキンケアブランド。
エン(EN)
パリにオープンした最先端のテクノロジーでオーダーメイドのケアを提案するサロン。
トバリ(TOBALI)
秘める美をテーマに展開するジャポニズム コンテンポラリーフレグランス。
スイ トーキョー(Sui Tokyo)
1882年に創業。スイとは、先代の妻の名前だそう。熊野の伝統的な化粧ブラシとして、プロに愛されている。
オー ド キ(Eau de Kii/Kisui)
1926年の創業より愛用され続け、「奇妙水」として語り継がれてきた黄金色の液体を進化させたローションをヨーロッパ限定で販売。
開花堂(Kaikado)
京都で1975年創業。日本で一番古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗。日本では百貨店での実演販売などを行っているため、見かけた人もいるのでは。
公長齋小菅(Kohchosai Kosuga)
カトラリーやお皿、インテリア、バッグなどを制作する竹工芸の企業。繊細な竹細工はひと目で人気の理由がわかる芸術品。
美友(MITOMO)
数年前からヨーロッパで人気を誇るシートマスク。種類が豊富なため、美友のシートマスクは利用した人も多いのでは。
琉白(RUHAKU)
沖縄のエコサート認証を受けたオーガニックブランド。シークワーサーや月桃を原料したコスメラインを展開。
シャクダ(SHAQUDA)
フェイスからボディ、メンズ用まで揃う熊野筆。江戸時代からの伝統技術を受け継ぐ職人たちの誇り高い「クラフトマンシップ」が生きる美しさを誇る。
スイセン(Suisen)
手技療法である指圧を現代のニーズとライフスタイルに合わせて丹念に作り上げられたメニューが主軸のパリにオープンしたサロン。今回は日本茶を販売。
SUWADA(諏訪田製作所)
爪切りからカトラリーまで、幅広く商品をラインナップする企業。今回は爪用ニッパーを中心に展示販売。
ウカ(Uka )
トータルビューティサロンとして日本でも名高いウカ。ボンマルシェには常設コーナーがあるほどパリジェンヌに人気。今回は簡単なヘアとネイルの施術も受け付けた。
これからJ-beauty熱はさらに世界に飛び火し、盛り上がる可能性大!
インバウンド、特に中国人の「爆買い」現象は既に珍しくなくなった。現地のマダムはもちろん、バカンス利用の観光客が連日売場を訪れ、何度も買い物やサービスを受ける姿が今回のポップアップストアでも見られているという。爆買いもちらほらあるとか!
日本の伝統を活かしながら、現代のライフスタイルにも合う美容法や原料は、異国の人々には「革新的」と映るようだ。
オリンピック開催を待たずに、もしかしたらあなたのサロンにもインバウンドのお客様が現れるかもしれない。世界的になりつつあるJ-Beautyの動向はぜひこれからも注目してほしい。
文 yuni nojima
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参考:Le Japon à Paris
https://www.lejapon.paris/exposition/bijo-pop-up-store-bon-marche-4e-edition/
WWD Japan
https://www.wwdjapan.com/articles/916083