• HOME
  • esthete
  • NEWS
  • 顔面に美肌菌はどれくらいいる?「KINS テスト」がフェイシャルを変える

顔面に美肌菌はどれくらいいる?「KINS テスト」がフェイシャルを変える

KINSテスト

IT サービスと検査キット、サプリを組み合わせた総合的な「菌ケア」サービスを提供する株式会社KINSと同じく菌の検査キットサービスを提供する東大ベンチャーのTAK-Circulator 株式会社は、1 分で顔面表皮の菌の種類と数を計測する検査キットの提供を協業で開始した。

KINS テスト

顔面の菌検査ってどうやるの?何がわかる?

検査方法は朝、洗顔前の肌に一分間500円玉大の検査シートを貼り付けるだけで完了。

この「KINS テスト」は、皮膚の常在菌の分布を知るための検査キット。菌の状態を数値化して把握することができる。

解析できる項目は「全体の菌数」「表皮ブドウ球菌の菌数」「アクネ菌の菌数」「コリネバクテリウムの菌数」の4つ。

KINS テスト

サロンが経由で検査に送ると、全体の菌数と代表的な菌の割合を表示した個人スコアと呼ばれる検査結果出てくる。サロン側とお客様側の両方がオンラインでCheckできる。過去に検査を受けたおよそ1,000人のデータと照らし合わせ、肌におきやすいトラブルが表示されるため、スキンケアのアドバイスや美肌を作るためのメニュー選択など、フェイシャル系のサロンでは活躍できそうな場面がたくさん思いつく。

美肌菌は、美肌菌ではない?

顔面表皮には、一人あたりおよそ150種、15,000個/cm2の菌が生息しており、皮脂をはじめとしたさまざまな分泌物を餌とし、あらゆる成分を分泌している。

近年では、表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)のことを美肌菌と称して話題となっている。一般的に表皮ブドウ球菌は皮脂を餌としており、グリセリンやペプチドを生み出すことから「潤いを保ち、肌荒れを防ぐ」とされているが、スキンケアとしての効果を裏付ける論文の記述は少ない。美肌菌という名前ながら、美肌を作り出すまでのロジックは不鮮明な状態なのだ。

 <論文上で見られる美肌菌の記述>

・全体の菌数:多いほど肌トラブルが少ない

・表皮ブドウ球菌:悪玉菌と戦い、肌荒れを防ぐ

・アクネ菌:皮脂を餌に潤い成分を生み出す

・コリネバクテリウム:炎症の原因となる

朝に検査を行う理由はここにある。

KINS テスト

顔面表皮に住む菌の種類や数は、日々の生活習慣によって大きく個人差が現れるため。顔面表皮の菌を計測する検査は他にもたくさんあるが、結果が「どのようなライフスタイルに裏打ちされたものか」まではわからなかった。

以前から表皮菌の検査を行うTAKは1,000 以上の検体データを所持している。KINSは測定した菌のデータをTAK所持のデータと照らし合わせ、他者と比較して肌タイプや目安を知ることができるため、ライフスタイルに踏み込んだ調査が可能となった

また、腸内フローラの例を見ると単一の菌が充実している状態は一概に良いとは言えない。さまざまな種類の菌が適切なバランスで存在していることが、健康な体を作る鍵と言われているほどだ。

顔面表皮の菌叢についても同様で、「どのような菌」が「どれ位」で存在していれば「バランスがいい」と呼ぶのか、1,000 件のデータからある程度分かり始めているという。

KINS テスト

これを肌の育てるプロが知っておくのはとても大切。

お客様自身では叶わない美肌づくりのお手伝いができるのは、美意識と知識を持ち合わせたプロの仕事。フェイシャル専門サロンはもちろん、まつ毛サロンにもおすすめしたいサービス。プラスワンで客単価アップにつながりそうなアドバイスとコースやオプションの提案ができそうだ。

text:yuni nojima
【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。メーカー提供の情報・アイテムを含みます。

関連記事