植物乳酸菌SN13Tが免疫に活力を与えるという研究結果のウソ・ホント!
ウィルスからの最大の防御策は、免疫力を上げること!と、日々言われているが、しかしどうやって?と具体策に頭を悩ませてはいないだろうか。乳酸菌飲料の製造販売を行う野村乳業が、広島大学とともに進めている植物乳酸菌SN13Tに関する報告を紹介する。
植物乳酸菌SN13T ってなに?
研究結果で発表されている乳酸菌は、Lactobacillus plantarum SN13T (ラクトバチラス プランタラムSN13T) で、 バナナの葉由来の乳酸菌だ。植物乳酸菌SN13Tと呼ばれる。SN13T株は胃酸や胆汁酸耐性が高いことから、 生きたまま腸に届くことが期待できると言われており、便秘の改善につながることも実証されているという。
さらに、SN13T株を利用したヨーグルトで肝機能改善 (γ-GTP値を有意に下げる) 効果もあり、動物実験でアルコール中毒症状の改善効果も確認されたという結果も出ているほど!
広島大学の免疫賦活化機能(免疫に活力を与える機能)研究報告とは
腸管免疫性の実験報告
<方法>
実験動物としてマウスを使用。
植物乳酸菌として、Lactobacillus(Lb.) plantarum SN13Tを用いた。
動物乳酸菌として、Lb. bulgaricus B-5bを用いた。
<実験内容>
所定時間培養した各乳酸菌体を1×108CFU/mLとなるよう滅菌水に混ぜ、飲料水に混ぜてマウスに摂食させた。摂食開始後 3、5、7日ごとに、各群のマウスより新鮮な糞便を回収し、糞中に含まれるIgA量を測定した。
<結果>
植物乳酸菌投与群は、摂食日数が長くなると糞便中のIgA量がに増加した。
動物乳酸菌の摂食群においては、優位な増加は観察されなかった。
日が経てば経つほど、植物乳酸菌が優位に働いているのが確認できるこの図。積極的に植物乳酸菌SN13Tを取っておきたい!実験に使われたマウスも、ますます健康になったというわけだ。
その他広島大学の実験では、植物乳酸菌SN13Tがピロリ菌を抑制することもわかっている。植物乳酸菌SN13Tは乳中では増殖しにくいが、パイン果汁を培地とすることで株が爆発的に増殖することがわかっており、ヨーグルトなどに美味しく使われている。人工胆汁や胃酸に対しても耐性を持っており、その殆どが生きて腸まで届くといわれている。
どんな商品があるの?
おすすめは、植物乳酸菌発酵エキス 『マイ・フローラ』。
広島で創業120年を誇る野村乳業と広島大学の共同研究商品。にんじんを発酵させた乳酸菌飲料。1杯100mlに生きている植物乳酸菌が1000億含まれ、その95%が生きたまま腸に届く。
エステサロンでも取り扱いは可能。お客様にも説明がしやすいエビデンスがあるが、まずはご自身で試してみては。