皮膚幹細胞培養液を使用「ルートオブスキン」が幹細胞コスメの常識を変えるかも?
幹細胞コスメ、美容業界では出つくした感がありますが、一般的には「ようやく浸透してきた」といった感覚。ポジション的には、年齢に応じたエイジングケア分野で頭角を表してきた期待のホープといったところだろうか。
オーガニックブームに乗って、植物由来の幹細胞も脚光を浴びているが、やはりヒト由来の幹細胞培養液を配合したコスメが抜群に需要がある。原料は韓国から輸入するのがスタンダードだった時代は過ぎ去り、日本人由来のヒト幹細胞培養液を配合する製品もポツポツ出てきた。
しかしここにきて、センセーショナルな幹細胞コスメが登場!大事件に発展しそうな予感が・・・
他の幹細胞コスメを蹴散らすルートオブスキンの皮膚幹細胞由来
テレビショッピングで放映販売したところ、速攻で売り切れとなった「ROOT of SKIN™(ルートオブスキン)」は、2016年に幹細胞研究の先駆者ハンス・キルステッド博士によって設立されたアメリカのAIVITA BIOMEDICAL社が開発。
アメリカ生まれ、というところが既に新しいと感じるが、もっと注目すべきなのはメラノーマ(皮膚がん)治療のために研究開発された動物由来を含まない幹細胞培養液を使用しているということ。
ルートオブスキンフェイシャルセラム&アイクリーム
動物由来を含まないって、ヒト幹細胞じゃないのでは?と思うかもしれないが、すごいのはヒトの皮膚幹細胞を作り出してしまう技術。
幹細胞を培養するために作られた独自の合成培地(液状、特許取得済)に、ES細胞を加えると皮膚幹細胞の前身である皮膚前駆細胞に分化され、ヒトの皮膚の成長に関与するあらゆる因子が分泌される。しかも、ヒトの肌で起こるのと同じ、ナチュラルな相対量で分泌させ、取り出すことに成功しているのだ。
ルートオブスキンには、この因子を含んだ培養液が入っている。
脂肪や臍帯血、骨髄などに由来する幹細胞培養液との違いは、皮膚をつくるための培養液だというところ。メラノーマの研究では捨てる運命にあったこの培養液を化粧品に再利用、さらに売上は卵巣がんの治療支援に繋がるという、サステナブルな商品ということも忘れてはならない。
ルートオブスキンはリバースエイジングと言い切る本国サイト
「ROOT of SKIN™は、人生を変える、命を救う治療法の進歩を容赦なく追求することで活力を与える、スキンケアにおける若返りコスメです」
ルートオブスキンを開発したAIVITA BIOMEDICAL社プレスリリースには、はっきりとこう書かれている。
開発者のハンス・キルステッド博士は、世界的な幹細胞研究の専門家として有名だ。製薬会社や化粧品の開発機関ではなく、医療の場で生まれているという点もルートオブスキンがはっきりと立場を表明する自信につながっているのだろう。
アイテムは2種、2ライン。導入美容液とポイントケア
ルートオブスキンには、スタンダードラインとMDラインの2種があり、それぞれアイテムは同じ。導入美容液と目元用のポイント美容液だ。テクスチャーは透明なゲル状。洗顔後、さっと伸ばしたあとに、いつものスキンケアを行う。
どちらにも、タンパク質を構成するアミノ酸20種、体内の代謝をスムーズに行うビタミンB群が8種類含まれている。
さらにサロン専売品のMDシリーズは、ヒト幹細胞培養液をの高濃度配合が特徴。施術に使うことができ、店販としても取り扱うこともできる。
幹細胞にいろいろな種類があるということは、それぞれに役割を持っているということでもある。「なんとか幹細胞」ごとに働らきが異なるということ。皮膚のためのヒト由来幹細胞エキスを配合することにより、外側からだけでなく、内側からも美肌に働きかけることが可能になったというわけ。
じゃあ、今までのヒト幹細胞コスメは??
・・・本当は秘密にしておきたかったことが明るみに出てしまった事件でもあるルートオブスキンのヒット。今後の幹細胞コスメ業界がどう変化していくかとても楽しみだ。
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text :yuni nojima/Photo :hamy amanogawa
【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。メーカー提供の情報・アイテムを含みます。
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