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皮膚幹細胞培養液を使用「ルートオブスキン」が幹細胞コスメの常識を変えるかも?

root of skin

テレビショッピングで放映販売したところ、速攻で売り切れとなったROOT of SKIN™(ルートオブスキン)は、2016年に幹細胞研究の先駆者ハンス・キルステッド博士によって設立されたアメリカのAIVITA BIOMEDICAL社が開発。アメリカ生まれ、というところが既に新しいと感じるが、もっと注目すべきなのはメラノーマ(皮膚がん)治療のために研究開発された動物由来を含まない幹細胞培養液を使用している。日本総代理店となるのは、博士と家族ぐるみの付き合いがあるという日本の企業。販売は、公式WEBショップと一部販売店舗。

ルートオブスキンフェイシャルセラム&アイクリーム

フェイシャルセラム 13,200円、アイクリーム  11,500円(ともに税込)

root of skin

左:ROOT OF SKIN™ アイクリーム 、右:ROOT OF SKIN™ フェイシャルセラム

テクスチャーは透明なゲル状の美容液。使用方法は、洗顔後にブースターとして使用する。タンパク質を構成するアミノ酸20種、体内の代謝をスムーズに行うビタミンB群が8種類含まれている。

「ROOT of SKIN™は、人生を変える、命を救う治療法の進歩を容赦なく追求することで活力を与える、スキンケアにおける若返りコスメです」ルートオブスキンを開発したAIVITA BIOMEDICAL社プレスリリースには、はっきりとこう書かれている。開発者のハンス・キルステッド博士は、世界的な幹細胞研究の専門家として有名だ。製薬会社や化粧品の開発機関ではなく、医療の場で生まれているという点も「ルートオブスキン」がはっきりと立場を表明する自信につながっているのだろう。

メラノーマの研究施設で生まれたアップサイクルコスメ

動物由来を含まないって、ヒト幹細胞じゃないのでは? と思うかもしれないが、すごいのはヒトの皮膚幹細胞を作り出してしまう技術。
幹細胞を培養するために作られた独自の合成培地(液状、特許取得済)に、ES細胞を加えると皮膚幹細胞の前身である皮膚前駆細胞に分化され、ヒトの皮膚の成長に関与するあらゆる因子が分泌される。しかも、ヒトの肌で起こるのと同じ、ナチュラルな相対量で分泌させ、取り出すことに成功しているのだ。「ルートオブスキン」には、この因子を含んだ培養液が入っている。
脂肪や臍帯血、骨髄などに由来する幹細胞培養液との違いは、皮膚をつくるための培養液だというところ。メラノーマの研究では捨てる運命にあったこの培養液を化粧品に再利用、さらに売上卵巣がんの治療支援にという、サステナブルな商品ということも忘れてはならない。

 

ROOT OF SKIN™ MDライン

フェイシャルセラム 30,800円、アイクリーム 25,300円(ともに税抜)

Root of SkinMD

左:ROOT OF SKIN™ MD フェイシャルセラム、右:ROOT OF SKIN™ MD アイクリーム

サロン専売品のMDシリーズは、ヒト幹細胞培養液をの高濃度配合しているプロユース。たんぱく質を構成するアミノ酸20種類含有。8種類のビタミンB群を配合。アイクリームにはシアバターが配合されている。使用方法は、スタンダードシリーズと同じ。洗顔後の清潔な肌にブースターとして使用する。

 


 Photo :hamy amanogawa
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