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来年はエステも併設。SHIRO表参道店が売り場⾯積を約3倍にリニューアル。約70種もの⾃然素材原料を展示

コスメティックブランド「SHIRO」の旗艦店である「SHIRO 表参道本店」がリニューアル。男女を問わずフレグランスからスキンケアまで人気をあつめるSHIROは、素材の恵みを⽣かしたエシカルなブランド。

自社内に開発から販売まですべての機能を持ち、創業当初からエシカルな信念に基づくものづくりを続けている。原料は、厳しい自然が育んだナチュラルな素材を使用し、食のセレクト [SHIRO LIFE]、素材のおいしさを料理で伝えるカフェ[SHIRO CAFE]、SHIROが提案する美しさを最大限体感できるサロン[SHIRO BEAUTY]などの業態も展開。そのすべてが詰まった表参道店は、SHIROの世界そのものを表現している。

地下にはサロンを併設

地下1階に位置するSHIRO BEAUTYは、ヘアカット、ヘアカラー、ヘッドスパなどの施術を提供している。12月末で一旦クローズとなるが、来年2月にはフェイシャルやボディトリートメントなどエステティックやリラクゼーション系メニューの導入も予定している。

化粧品ブランドがトリートメントを提供する形態は、ココ数年でぐんを増えており、プロはチェックしておきたいところ。ブランドの世界観に浸りながら、大好きなプロダクツでサービスを受ける。この時間そのものが癒やしであり、価値があると見られているからこそ拡大しつつある傾向だ。確かな技術を持つプライベートサロンは、ぜひ参考にしたいところだ。

コスメに使用している素材がズラリ。ミュージアムのような店内


2Fのショップは、売り場面積を約3倍に増床。原料として使用している酒粕やがごめ昆布、ラワンぶきなどの本物の素材を約70種類展示。エキスを抽出中のカレンデュラや、加工段階のタマヌなど、化粧品原料となっていく姿を見せているのも珍しい。

また、季節によって収穫できる素材が違うため、少しずつディスプレイも変化。

また、展示したものは破棄されるのではなく、美味しく食べられるようにシロップ漬けにチェンジして再展示するなど、サステナブルな精神が生きているのも面白い。生姜、ゆず、アロエなどはシロップ漬けになっているはず。

展示棚の下には引き出し状のディスプレイも

取れたままのサイズの素材や、素材を育てる生産者の特徴、製造過程、その素材が加工されてできた製品など、ものづくりの「つながり」を知ることができる。どんな工程を経て化粧品になるのか、素材の変化を知ることで肌への効能や効果を実感することにつなげていく試みだ。

SHIROのコンセプトは、「自分が使うものは自分たちでつくりたい」というもの。使用するもののソースを明らかにすることで、ブランドへの信頼度を高める仕組みになっている。

店内の壁面には、土や砂利を重ねて地層のような模様を表現。陳列されている素材がいきいきと育ってきた、豊かな土壌の中にいるような空間になっている。壁面をつくる製法にもこだわりがあり、古代から伝わる版築製法を取り入れ、SHIROが実現する「ものづくり」を感じることができる。

表参道店では化粧品の他に、⼀部店舗だけで取り扱う『SHIRO LIFE(⾷品)』、『SHIRO HOME(ホームケア)』なども販売している。

SHIRO 表参道本店
東京都渋谷区神宮前5-2-7 2F(表参道駅 A1出口 徒歩5分)
03-6712-5546
11:00 – 20:00SHIRO BEAUTY(B1F)
11:00-20:00(スパ受付 18:00まで)

●From Editor’s room

シンプルなパッケージ、自然のチカラを生かしたスキンケア、香り豊かなフレグランス。たったこれだけの特長で、SHIROは多くのユーザーを獲得するブランドに成長しました。

その秘密は、ブランド精神にコミットしているユーザーの多さ。エシカルなものづくり、サステナブルな精神だけでなく、素材を見て加工の過程を知っている。

そういったユーザーにサロンの店販に興味を持ってもらうにはどうしたらいいでしょうか。製品が持つ効果だけでなく、どこ出身のどんな原料なのか、加工はどうしているのかなど、ディテールまで説明できるようになっておく必要がありそうです。そのためにも、ぜひSHIRO表参道店でのブランドを知る体験をしてみてください。

そして、ここのところ増え続けている化粧品ブランドのフェイシャル施術の提供。

ロクシタン、オルビスに続いてSHIROも開始するということ。これは要チェックです。どんな施術なのか、ぜひ来年のメニューを知りたいところ。男性の受け入れも始めるのかどうかも注目したい部分です。フェイスケアはジェンダーレスになりつつあるのが最近のトレンド。今どんな需要があるのか、SHIRO表参道店が教えてくれるかもしれません。(記本)


Text :yuni nojima
【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。メーカー提供の情報・アイテムを含みます。

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