増毛エクステってなに？薄毛をエクステで解決する女性向け増毛専門店が人気
年齢を重ねると男性だけでなく女性も経験する薄毛の悩み。男性は生え際や頭頂部から薄くなるのに対し、女性は全体的に薄くなるという特長がある。若い頃に比べて髪にボリュームがなくなった、と感じるのは薄毛が進行している証拠。このような薄毛に悩む女性を対象に「増毛エクステ」という新施術が流行っている。
増毛エクステ専門店とは
女性限定、個室、オシャレな空間。毛髪診断士やスタイリストではなく、エクステンション技術を学んだスタッフが施術を行う。増毛エクステ専門店は、多くの場合このようなスタイルで営業を行っている。
増毛エクステ専門店「SENSE by plushair」 は全国に約40店舗を展開する。増毛エクステとはその名の通り、地毛にエクステンションすることで増毛効果をはかるというもの。代表の山田 裕司氏は、美容師として16年サロンワークをしてきた。そのときに寄せられた女性顧客の薄毛の悩みをパーマやカットで解決するのではなく、地毛や地肌をいたわりながら改善する方法を探し続け、増毛エクス技術に出会ったという。
増毛エクステは薄毛治療機関などでも行っているが、年間100万円はかかると言われる高額な費用がネックになっている。「増毛エクステをパーマやネイルアート、まつ毛エクステのように女性にとって当たり前の文化にしたい」と山田代表がコンセプトに掲げるとおり、増毛エクステは3時間で1200本の装着が可能、税別3万円で施術ができる。カラーとカット、トリートメントをした場合と時間も金額も同じくらいだ。
エクステンション技術は団体やサロングループによって違いがあり、スクール卒業後の就職もそのグループ内で行われている。取得しているのは美容師が大半とのことだが、スクール入学にあたっては特に制限はないようだ。もし新サービスを考えているサロンは調べてみるのも良いだろう。
3〜4時間でこれだけ増えるならぜひやりたい！と思う女性が多いのは納得！
女性の薄毛は進行を止めることができる？
男性の薄毛とは違い、女性の薄毛は人生の節目に引き起こるものもある。
分娩後脱毛症
産後数カ月が特に目立ちやすく、1～2年ほどで落ち着くのが一般的。妊娠中は女性ホルモンの働きにより抜け毛は減少するが、出産後にホルモンバランスが変動して毛が抜けやすくなる。
牽引性脱毛症
職場での決まりなどで同じ位置でまとめ髪をしていると起こりやすい。分け目や引っ張る部分などに起こる。
びまん性脱毛症
一番多いタイプ。頭髪全体のボリュームが少なくなり、脱毛の境界が曖昧なのが特徴。原因は老化、ストレス、栄養不足（ダイエット）、ヘアケアなどさまざま。
増毛エクステ専門店が目指すのはエクステの継続ではない
ネイルやマツエクと同じかというと、目指す先は少し違うようだ。SENSEが目指すのは施術の継続ではなく、健康的な毛髪を手に入れてもらうこと。
「髪の毛の生え変わりの回数はわずか20回程度だと言われており、その回数の間隔は生活習慣や頭皮ケアの仕方で変わってきます。だからこその限られた回数が残っているうちに増毛エクステに出会ってもらい、増毛エクステをしながら正しい頭皮改善を実施してほしい」
山田氏は自社HPでもこう主張しているように、SENSEでは増毛エクステをしながら薄毛や細毛が増えている根本的な原因を追求し、生活習慣の改善や、頭皮状態の改善方法、正しいシャンプー知識や入浴の仕方など、あらゆる健康面のアドバイスを行なっている。
エステやアロマサロンのケアが必要な場合も
薄毛の原因は女性ホルモンの減少だけでなく、以下のような原因も考えられる。まさにエステやリラクゼーション、アロマサロンで実践しているようなことだ。
頭皮への血流不足
頭皮への血流が滞り血管が収縮すると、髪の元となる細胞のターンオーバーが滞り、これが原因となることも。スカルプ系のトリートメントはもちろん、全身の流れを整える施術は多いに有効。
ストレス
ストレスの放置は自律神経やホルモンのバランスを崩し、体内のさまざまな器官に悪影響を及ぼす。これは髪を支える頭皮や髪を作り出す毛母細胞へも影響が及ぶ。リラックスする時間を確保しストレスを解消することは薄毛ケアにつながる。
栄養バランス
栄養バランスの悪い食事は皮脂分泌過多を引き起こし、頭皮に悪影響を及ぼす。美肌やダイエット指導でご案内する脂っこいもの、インスタント食品や加工食品の摂取過多などはNG。イソフラボンを含む食品を積極的に摂取するのが望ましい。
