アロマセラピーや予防医療普及のため3団体が連携!アロマセラピー学会に「予防医療部会」「メンタル心理・認知症部会」発足
20年以上にわたり医療分野でのアロマセラピー普及に貢献する(一社)日本アロマセラピー学会、美容・予防・アンチエイジング医療において世界最先端の医療を提供する(一社)予防医療研究協会、認知症予防などに関する事業を行う企業の事業監修・サポートを行う(一社)日本ブレインケア・認知症予防研究所の3団体が、2021年4月1日から連携しての活動をスタートさせている。
連携の目的は、幅広い層に向けてアロマセラピーや予防医療の大切さを普及すること。高齢化が進み、ニューノーマルの健康維持が注目されているからこそ、病気を未然に防ぐ取り組みや免疫力強化は大切なライフワーク。3団体の連携には大きな注目が集まりそうだ。
医師が代表を務める3つの団体
日本アロマセラピー学会は1997年に設立。以来、20年以上にわたり医療分野でのアロマ普及に寄与するため科学的・医学的研究を重ねてきた。医療者や医療関係者も1000名近く所属している。
理事の工藤千秋氏は、脳神経外科の専門医。医療法人社団くどうちあき脳神経外科クリニック理事長兼院長を務め、認知症、高次脳機能障害、パーキンソン病、痛みの治療に取り組んでいる。心に迫る医療を施すことを信条としており、漢方薬処方にも精通。日本アロマセラピー学会認証医として精力的に活動を行っている。
今回の3団体の連携については、以下のようなコメントを発表している。
「新たな連携と新部会の発足に際し、本当に患者のためのアロマセラピーを考える医療者の集まり“学会”であること、アロマセラピーは補完医療の一つであることを改めて肝に銘じ足元を見なおし日本のアロマセラピーを皆の力で一歩進める時にしたいと思います。」
日本ブレインケア・認知症予防研究所は、2018年に「認知症になる人が0になる社会」を実現するために設立。
認知症予防に関する各分野の専門資格を持つ医師が、認知症予防の商品開発に取り組む企業に対して、認知症予防に関連する事業・商品の開発サポートや臨床研究などのコンサルティング、メディアを通じた啓発活動などにより、認知症予防に関する知識を広めていくことを目的としている。
代表の今野裕之医師は、認知症の予防・治療に栄養療法やリコード法を取り入れ、より根本的な改善を目指した治療を実践している現役の医師。2016年にブレインケア・クリニックを開院し、現在は名誉院長となっている。
「アロマは嗅覚を通じて脳を刺激し、ストレスの緩和やうつ病などの精神疾患や認知症などの症状改善にも役立つことが期待されます。この連携を機により多くの方へアロマの有用性をお伝えし、医学的にみて信頼に足る製品をご紹介できるようにしてきたいと考えています。」
予防医療研究協会は、真の美と健康を信条に持つ医師や専門家で設立された団体。新しい医学や医療の存在を目指し、若々しい健康的なカラダを維持するための「予防」と、病気になりにくい心と体を手に入れるため、美容、予防、アンチエイジング医療を通じ、世界最先端の医療を提供している。具体的な活動は、推奨カリキュラムのセミナー開催、協会認定資格の発行、美容・民間療法のチェック機構として活動、サプリメントの開発・監修、予防医療アプリの開発・監修など多岐に渡る。
代表は、麹町皮ふ科・形成外科クリニック院長の苅部 淳医師。
「アロマセラピーは、予防医学において心身のパフォーマンス向上が期待され、その効果に注目しています。企業など積極的に導入して健康経営に役立てていただくのが理想的と考えます。日本アロマセラピー学会に参加させて頂いたことを機にアロマの素晴らしい効能を広く周知させて行きたいと思います。」
日本アロマセラピー学会内に2つの部会を発足
連携活動の皮切りとして、(一社)日本アロマセラピー学会内にいくつか部会を発足する。
予防医療部会
部会長に(一社)予防医療研究協会の苅部淳理事長が就任。(一社)日本アロマセラピー学会・工藤千秋理事長が名誉顧問に就任。
メンタル心理・認知症部会
部会長に(一社)日本ブレインケア・認知症予防研究所の今野裕之所長が就任。
この連携により、企業に向けたアロマセラピー活用のイベントやセミナーの開催、医療者向け医療アロマセラピー講座を開設し、資格発行・医療アロマの周知、また、医療にアロマセラピーを活用することに特化した製品や関連器具の開発を進めるなど、広く社会に向けてアロマセラピーを用いた予防医療を普及させていく方針だ。
アロマセラピストやエステティシャンが会員になるには
(一社)日本アロマセラピー学会は、医師や医療関係者ではなくても会員になることができます。その場合は、既に学会の正会員として1年以上の加入期間を有する医療従事者でかつ所属長の推薦状が必要となる。
既に医療の現場で従事しているアロマセラピストや、ボランティアなどで医療機関を訪れているセラピストやエステティシャンには、門が開かれているということになる。
医療機関をサロンと並行して訪れるお客様はとても多い。このように、業界を横断してプロ同士が連携できる機会はとても重要。ぜひ参加を検討してほしい。
Text :yuni nojima
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