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<受賞者名と作品写真を追記>PARA GEL FES2019 レポート

パラジェルを製造販売する株式会社ネイルセレクトが、2019年9月9日に東京恵比寿ガーデンプレイス内ガーデンホールにて「パラジェルフェス2019」を開催!

プロのネイリストが、プロのために技術を披露しながら競う参加者全員がネイリストというイベント。「プロフェッショナルネイリストがさらに輝きを放ち内に秘めたクリエイティブを研ぎ澄ます場所でありたい」というコンセプトのもと、ネイル技術をきそう4つの大会を主軸にした、ネイリストたちが楽しみ、刺激しあえるフェスティバルだ。

paragelfes

まず、会場に入って驚いたのがアリーナに所狭しと並べられた作業ブースと、その1ブースごとに設置されたモニターの数々。体験型イベントというのはこういうことか、と納得。目の前で技術をみることができそうだ。

前日の夜から都内に襲来した台風の影響で、オープニングセレモニーが30分おしでスタート。イベントの主軸となる4部門のアワードを審査する、豪華な審査員の紹介があったのち、開会が宣言された。

 

本当に接客からデザインを再現する リアルサロンワーク部門

初対面のモデルに接客を通してコンセプトを決定、デザインに落とし込むというサロンワークそのものを再現しながら競うため、接客態度なども審査対象になるリアルサロンワーク部門。1チーム2名で23チームがエントリーし、競技時間は90分。抽選で決定したモデルに対してカウンセリング、デザイン決定、施術、仕上げまでを行う。観客側のネイリストたちは興味深々、接客術を盗もうと食い入るように見る姿もあった。>

カウンセリング結果はボードに記入して展示される。

どんなオーダーのデザインなのかをオーディエンスが把握しやすくするための配慮だ。

会場奥に設置されたパーツとカラーチャートを使ってデザインを作る。作業は真剣そのもの!

作業中の手元がこんな間近に!見るだけでなく、写真や動画を撮影する姿があちこちで見られた。さすがinstagramを使いこなすネイリストのみなさん!

審査員が注目している点や、審査ポイントのインタビューなど、来場者を飽きさせない工夫も随所にみられ、90分はあっという間に過ぎていった。

 

ネイリスト個人のスキルが問われた ワンカラー部門 と アート部門

サロンワーク部門の実技の後は、ネイリスト1名ずつがそれぞれのテクニックを競う2部門が同時に行われることに。アリーナ会場の前後で趣の異なる部門が行われるとあって、自分の興味がある部門をじっくりと見る人、逆に会場をぐるぐると周遊する人と思い思いに競技を体感する姿があった。

 

■ワンカラー部門

コンセプトをもとに、30分間でワンカラーを仕上げる。指1本につき、1色であれば、全ての指に異なるカラーをチョイスしてOK。モデルに合わせたカラーセレクトのほか、短い時間で美しく仕上げることも審査のポイント。

ワンカラーと言っても、塗り方、組み合わせ方はさまざま

部門終了後の「作品モデル展示」では仕上がりをじっくりと見る姿も!

 

■アート部門

クリエイティブデザインチップとコンセプトをもとに、50分間というサロンワークで使用できるデザインにし、モデルの爪に落とし込む。ネイルデザイナーとしてのクリエイティブな発想と、サロンワーカーとしてのテクニックの両方が試される。

会場ロビーでは、事前に参加ネイリストの作品をチェックできる

繊細なデザインが多く、どの参加者も真剣なまなざし!

アート部門の細かい装飾が施されていく過程を、大きなスクリーンでリアルタイムにみることができるのは、フェスに参加したプロのネイリストたちにとって、かなりの刺激になった様子。どんどんデザインが完成されていく様子は見ていて飽きなかった。

 

接客と商品紹介をどう組み合わせるか? パラスパトリートメント部門

パラスパのスペシャリストである「パラスパマイスター」のみが出場できる部門は、ロビーの特設ステージで行われた。40分間でパラスパトリートメントを行うとともに、パラスパ商品の知識やテクニックを披露。ヘッドセットマイクで接客トークを公開するという、贅沢な演出も。

普段の接客と違い、間近でギャラリーが見守る中での施術

スピーカーから、それぞれの接客トークが流れライブ感満載!

 

パラスパトリートメントの体験ブースも出現

こちらは、決勝が行われる時間の前後で、パラスパトリートメントの体験も可能(約20分、片手、または片足)だった。ハンド、フットから選べるので、実際に体験してみることに。

本格オイルケアブランド「パラスパ」は、肌になじみの良いホホバ種子油をはじめ、天然由来のオーガニック素材を厳選。高保湿・エイジングケア(※)にアプローチし、素肌を美しく健やかに整えるブランド。

※年齢に応じたケア

ハンドオイル、ハンド&ボディミルク、スクラブに、バスエッセンスを自分の体で体験できた。会場にいるのはネイリストが多かったため、ハンドを選ぶ人が多かったものの、フットコーナーでは、驚くことに実際にバスタブが用意してあり、バスエッセンスの体験も可能だった。

 

PARAGEL FES2019 受賞者一覧

para spa TREATMENT 部門

1位 高澤麻巳子(Mere Mer)
2位 臼井洋乃(クインテット・ネイル千歳烏山店)

 

ONE COLOR 部門

1位 白井サチ(HAPTIC)

2位 中村沙弥加(nailsalon lapule 国立店)

3位 宇野のどか(Mere Mer)

審査員特別賞
宇野のどか(Mere Mer)
二見佳奈江(Lihilima)
市川瑞季(ASCH檀渓通)
白井サチ(HAPTIC)
中村沙弥加 (nailsalon lapule 国立店)

 

ART 部門

1位 林祐有(FEERIE)

2位 外ノ池絵美(VERY)

3位 佐藤知佳子(DIVINE NAILS)

審査員特別賞
水野志保(Nail salon Cherie)
林祐有(FEERIE)
佐藤知佳子(DIVINE NAILS)

 

REAL SALON WORK 部門

1位 鬼頭亜也/木村匠(CAPLUS NAIL)

2位 安達絵里/叶慧芳(MiMi NAIL DESIGN)

3位 野田裕也/宇野のどか(N-mode/Mere Mer)

審査員特別賞
山崎彩美/田中友梨(CAPLUS NAIL)
津上彩子/藤田瑞穂(NAIL STATION)
安達絵里/叶慧芳(MiMi NAIL DESIGN)
鬼頭亜也/木村匠(CAPLUS NAIL)

 

参加ネイリストが交流を深め、語り合った懇親会

フェスの最後は、審査員、出場ネイリスト、観覧に来場したネイリストが集まってのパーティが行われた。

パラジェルフェスを主催する株式会社ネイルセレクトの三宅竜司社長は、フェスの成功を喜ぶとともに、来年の開催に向けて動き出していることを発表。

「テクニックの向上を図る目的だけでなく、ネイリスト教育の場としてもフェスをもっと利用していきたい」
とネイル業界の向上にも意欲を見せた。

こうした大会は、美容業界の多くの団体が行っているが、決勝大会ともなると観客席からステージの上で行われる施術の様子を、大きなスクリーン1つで映し出すことがほとんど。そんななか、規模はまだそれほど大きいとは言えないものの、全国のトップネイリストが一堂に会し、文字通り目の前で見られる貴重な機会だろう。

 


取材・文 michiko sugai

【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。ブランド提供の情報・アイテムを含みます

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