ネイル

ネイルサロンの役割はアートだけ?本来の目的は「健康に整える」が世界基準

爪のお手入れは、女性も男性も小さな頃からヘアケアと同様にホームケアで経験してきたもののひとつ。「伸びたら切る」「汚れたら洗う」これを最低限に考えてきたため、自分の爪や指の形に対して適正な形と長さを知る人が少ないのが現状だ。

 

ネイルケアは健康に整えるべき

 

「日本ではネイルサロンというと、アートが主体でケアは二の次」というファッション寄りの考え方が一般的で、欧米での「健康を維持するためのネイルケア」がほとんど浸透していない。そんななか、爪を酷使するアスリートに対してケアの必要性を説く(一社)アスリートネイリスト協会をはじめ、サロンやネイリストが健康な爪に寄り添った活動に取り組む姿が見えてきた。

 

ミミネイル

 

株式会社チア・アトリエが経営するネイルサロン「ハンドケア&ネイルアート専門店 Mimi nail(ミミネイル)」も、ケアの大切さを認知させるための活動をはじめている。オープン4年目を機に取材を解禁、日本人の爪ケアに対する意識の低さに警笛を鳴らすべく、自爪改善率8割を誇るサロンで行われているケア内容を公開した。

 

 

ジェルのオフ、どこまで削ったらいいの?セルフネイルの落とし穴

 

「自分でネイルしてたら爪が薄くなってしまった。怖くなってネイルサロンに行ったけど改善されない」ミミネイルに駆け込んできた女性。セルフアートとケアで爪が薄くなってしまったという。これはあるあるな悩み。しかし、この女性が焦って駆け込んだのは格安店。

 

 「ジェルにお金をかけたくないので近くの一番安いサロンに行った。サロンにいるプロなら安心だと思った」

 

おそらくこの女性は、時間やお金をかけずにセルフでジェルネイルをしていたのだろう。今更ネイルにお金をかけるなんて・・・という気持ちから、低価格な研修モデルを募集するカジュアルサロンに駆け込んでしまったようだ。

セルフネイルやカジュアルネイル店での共通点は「ネイルケアの経験が浅い人がアートや施術をする」ということ。爪の知識と技術不足で、必要以上に自爪を削ってしまう人が多いのだ。ファイルで削って削ってジェルを外す行為は、「どこまでがセーフなのか?」が、わかりにくい。

 

セルフネイルは危険?

 

日本のネイルサロンで採用されるには、資格も許認可も必要ない。誰でもネイリストになれるのが実態。だからこそ、ネイルサロンに行けば安心とは限らない、とミミネイルはコメントしている。

 

おしゃれ、自己満の枠を超えるために必要なこと

 

海外のほとんどの国ではネイルリストには国家資格があり、自国の認定校を卒業し、試験に合格しなければネイリストにはなれない。特にアメリカでは、ネイルライセンスは各州ごとにも異なっている。

 

アメリカでは、ネイルサロン利用率が80%を超える。しかし、おしゃれネイルが定番化している日本では10%前後にとどまっている。アメリカでは「ネイルスパ」などが存在し、ケアを中心にジェンダーレスな利用率で発展してきたのに対し、日本はメイクやファッションの一部という枠組みから出ることがなかった。「ネイル=女性」のイメージが強いのは、そのためだという。

 

 「顔や髪はしっかり時間をかけてケアをするけど、ネイルはあまり考えたことがなかった」こういったお客様が多いことに対し、ミミネイルではカウンセリングを通じながら「爪のトラブルを改善したい」という顕在ニーズと「改善後のなりたい女性像」という潜在ニーズを把握し、健康的な自爪を育ててやりたいアートを実現し、モチベーションと改善に導いているという。

 

 

「ネイリストの話を聞いて、ジェル(ネイル)をキレイを美しく保つためにも、ケアが大切なんだと分かってきました」

 

こんなふうにお客様にも気づきが現れるほど成果をあげているという。爪はいつでも目に映るもの。顔の次に目がいくのは指先と言っても過言ではないほど。人はキレイなものには心が安らぐ。自分の爪も他人の爪もキレイであれば、気分が明るくなり、日本を元気にするパワーを持つのではないか、ミミネイルはそう考え、情報をオープンにすることにしたのだそう。

 

良い情報は共有してこそ、常識を変えることができる。横のつながりが希薄なエステ業界も見習いたいところだ。

 

 

ジェルやスカルプの特色を生かして思い通りの爪をつくる

 

恵比寿で施術を行うフリーのネイリストのYURIさんは、巷で有名な爪矯正ができるネイリストだ。

「私の爪は丸かったんです。それが嫌で。スカルプの施術をしてもらったとき、私でもこんなにきれいな形になるんだ!と驚き、それがきっかけでネイリストになったくらい」

 

長さ出しをして当時流行だったトンガリにして・・・女爪になった自爪を見て嬉しくなったという経験は、ネイリストになってからも同じような悩みを抱える女性に寄り添う施術を生み出した。

 

「私は反り爪でもあったんですよね。だから、スカルプの広がる性質を利用して、3年位かけて反り爪を直しました。爪が反っていると、ジェルをしてもすぐに浮いてしまったり、外れやすくなります。それが悲しくて、厚めにジェルをつけたり工夫して施術するようにしています。爪が広がっている人は、ピンチを入れてきれいな形になるように施術します。逆に、まるまりやすい方にはたまにスカルプ施術を挟んで爪を広げてあげる。逆に、ずっとジェルをつけていると爪と指の間のネイルベッドが長くなるので、もともと細長い爪の方はもっと長くなってしまう。顧客のお客様にはいろいろな注意をしますね」

 

 

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まさにお客様と二人三脚で、ケアとアートを同時に、爪の健康と形もコントロールしていく。こういったきめ細やかなケアもネイリストに求められる技術のひとつかもしれない。

 

技術を利用して悩みを解決していくのは美容の専門業しかできないことも多い。日本でも健康美があらゆる面で注目されている今、こういった側面が表に出るいいきっかけになるのではないか。

 

 

text : yuni nojima
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