化粧品・健食の新しい基準に。薬機法医療法規格協会が薬機法・医療法を遵守した広告に認証マークを発行
一般社団法人 薬機法医療法規格協会は、健康食品や化粧品、医療広告事業者に対し、薬機法・医療法を遵守した広告活動をおこなうよう審査し、消費者の適切な情報取得を推進する広告認証マーク制度の提供を開始する。
消費者と広告主が安心できる広告にすることが大前提
消費者に向けた案内である広告は、法律で取り決められた範囲での表現が求められている。化粧品やサプリメント・健康食品であれば、薬機法。医療サービスであれば医療法がそれに当たる。
はっきりとこの言葉はダメ、とされていても、造語や図版を用いた抽象的な方法で消費者に誤解をさせてしまうなど「これなら問題がないだろう」とメーカーや広告主が思っていても抵触してしまうことがあり、消費者や事業者ともに「安心して広告を作る・見ることができない」という状況となっていた。
今回の広告認証マークの発行は、法律を遵守している広告・事業主、広告を取り扱う代理店に安心して仕事をしてもらうためのものでもある。
店内のポスターやチラシも認証マーク付きにしたいところ
お客様が普段購読したり目にするファッション誌やビューティ専門誌にも、広告認証マーク付の広告が出てくるはず。ドラッグストアやファッション通販などに同梱される健食や化粧品のチラシにも、大手企業ならすぐさまこの認証マークがお目見えしそうだ。
となると、商品に対する信頼度に差別化につながりそうだ。なんだかあぶないものを置いている、買わされそうになった、あそこ大丈夫なの?と思われないためにも、サロンで働くみなさんもこのシールの存在は知っておくべきだ。
認証マーク発行の審査は、行政からの指摘や指導に対する対応についてのアドバイスや改善方法の助言を行っている全国薬機法医療法弁護士協会が行う。
■YBマーク
薬機法の範疇における健康食品・サプリメント・化粧品を取り扱う事業者向けの広告審査認証マークです。企業毎ではなく、商品単位で審査を行う。
<メリット>
・法律への適合性
・行政指導によるリスクの回避
・薬機法、医療広告ガイドラインを遵守した広告活動の確立
・マーク表示で取引先、一般消費者に法令遵守をアピール
・競合他社との差別化
・法律への適合性
・行政指導によるリスクの回避
・薬機法、医療広告ガイドラインを遵守した広告活動の確立
・マーク表示で取引先、一般消費者に法令遵守をアピール
・競合他社との差別化
■MBマーク
主に医療法の範疇における医療のサービスを提供するクリニックや事業者向けの広告審査認証マーク。認証対象は事業者単位。
<メリット>
・法律への適合性
・行政指導によるリスクの回避
・医療広告ガイドラインを遵守した広告活動の確立
・マーク表示で取引先、一般消費者に法令遵守をアピール
・競合他社との差別化
・行政指導によるリスクの回避
・医療広告ガイドラインを遵守した広告活動の確立
・マーク表示で取引先、一般消費者に法令遵守をアピール
・競合他社との差別化
■YMAAマーク
薬機法・医療法の広告を取り扱う広告代理店向けの認証マーク。認証は事業者単位。
<メリット>
・薬機法、医療広告ガイドラインの知識保有を取引先にアピール
・役員や従業員の知識向上、体制の強化
・他広告代理店との差別化
・薬機法、医療広告ガイドラインの知識保有を取引先にアピール
・役員や従業員の知識向上、体制の強化
・他広告代理店との差別化
行政指導についての相談も
もし広告が法律に抵触した場合は行政指導が入る。薬機法は生活衛生課や薬務課等から。クリニックや医療サービスは保健所からそれぞれメールや電話を通じて連絡が入るのが普通。
でも、「ここが抵触しています」と言われても、どう言い換えたらいいかわからない・・・という事業者や広告代理店も多いのでは。こういった場合は、対応についてのアドバイスや改善方法、改善履歴の保管などを専門的知識を持った全国薬機法医療法弁護士協会に相談ができる。
全国薬機法医療法弁護士協会は、広告認証マークを審査する薬機法医療法規格協会の指定機関。認証マーク取得に向けた広告づくりにも一役買うというわけだ。
オリジナル商品を出しているなど、心配なサロンはこの機会に相談してみては。
text :yuni nojima
【NOT SPONSORED】この記事はesthete編集部オリジナル記事です。メーカー提供の情報・アイテムを含みます。
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