ストームグラス知ってる?自分用にも欲しくなる「不思議で飽きない」インテリア小物
「魔法使いの道具」と囁かれているストームグラス。その理由は、天気や温度で自然と中身が変わるため。もしかしたら、iPhoneの天気予報より当たるかも?
ストームグラスってなに?
ストームグラスは、19世紀のヨーロッパで天気を予測するために使用されていたもの。グラスの中に浮遊する物質の様子は、6時間後の気候を現していると言われていたようです。中身は、化学薬品数種をアルコールで溶かし、ガラスでできた試験管のようなものに詰めて使用していたそう。
航海時における天気予報の道具として広く使われており、1870年に発表されたジュール・ベルヌの『海底二万里』にも登場、潜水艦ノーチラス号に設置されている様子が書かれています。
ストームグラスの中身はどんな風に変わるの?
中身の液体と沈殿物の様子は、天気や気候で変化します。
晴れ
固形分は完全に底に沈み、液体は澄みきる。
雨
沈殿物の量が徐々に増え、透明の溶液中を星型が浮遊する。
嵐や強風
溶液は濁り、大きな葉のような結晶が溶液の表面までいっぱいに広がる。この現象は天気の変わる24時間前に見られる。
雪や霜
真っ白く沈殿し、かなり上部まで積もる。浮遊する点状のものが見られる。
気温が高く暑い
沈殿物は低い位置に積もる。
ストームグラス、ほしいけどあんまり売ってない?
しずく型はテンポドロップなどとも言われ、雑貨コーナーで見かけることもありますが、おしゃれなものは少ない印象。神秘的な性質を持っているので、かわいいデザイン&カラーリングを選びたいところだけど・・・種類は豊富ではありません。
作ってるのはどこ?
中身は薬品で調合できますが、素敵なものはアーティスト作がほとんど。写真のストームグラスは、naka*さんのもの。絶妙な色出し、可愛い容器デザイン、結晶のボリュームを計算した配合など、ストームグラスアーティストとして、マニアから大手雑貨ディーラーなど多方面から評価される注目のアーティストです。
「ハーバリウムだけど、ストームグラスだけど、なんだか少し変わっている・・・そう思っていただけるように努力と工夫をしています。毎日を忙しく過ごし、お疲れの方々に、ふと見た時に少しでも癒されていただければ幸いです」
ふとした瞬間にほっとできるアイテムとして、お部屋においてみては?
text:yuni nojima
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