平均寿命87.1歳を若々しく生きる「脳の健康」とMCTオイルのお話

MCTオイル

ダイエット法の一つとして一世を風靡したMCTオイルですが、実は「脳のエネルギー源としても有効」というエビデンスも取れており、医療でも導入され始めているとのこと!勝山ネクステージ株式会社主催の「MCTオイル健康セミナー/認トレ®教室」に参加して脳の健康情報をたっぷり収集してまいりました。

満席で開催のMCTオイルセミナー。意外な参加者が多い理由とは?

MCTオイルセミナー

この日、登壇した勝山ネクステージ株式会社COOの岩井理恵さん。ダイエットのお話かとおもいきや、「認知症予防におけるMCTオイルの新たな可能性」をテーマにお話くださいました。

うかがったのは、勝山ネクステージ株式会社主催の「MCTオイル健康セミナー」。参加者の年齢層は、20〜70代と幅広く、男女比はおよそ 3 :7 といったところ。職業も多岐に渡り、美容家からフードコーディネーター、パーソナルトレーナー、そして主婦の方も多く参加されていました。

知っているようで知らないMCTオイルの基礎知識をおさらい

MCTとは、Medium Chain Triglycerides(中鎖脂肪酸)の頭文字を取ったもので、主にココナッツオイルやパームヤシなど、ヤシ科植物の種子の核部分に含まれている天然成分。

中鎖脂肪酸というとダイエットをはじめ何かと体に良いとうたわれていますが、ココナッツオイルも100%中鎖脂肪酸でできているわけではないというのです。例えばココナッツオイルにおける中鎖脂肪酸は約60%。それゆえ、「中鎖脂肪酸のオイルを摂取しているのに、いまいち効果を感じられない」という方が結構いらっしゃるそうです。そこで、中鎖脂肪酸の力を最大限に発揮すべく、ココナッツオイルやパーム核油から中鎖脂肪酸のみを抽出したオイルを作ろう! と誕生したのが、中鎖脂肪酸100%の「MCTオイル」なのです。

MCTオイルセミナー

この日のお土産はもちろんMCTオイルとオイル入りのカレー。すぐに生活に取り入れられるのがすごくよかったです!

そしてこの中鎖脂肪酸とよく対比されているのが長鎖脂肪酸。なたね油やオリーブオイルなどになりますが、中鎖と長鎖の違いは何かというと、それは消消化吸収のスピード。中鎖脂肪酸は消費にかかる時間が短い、つまり長鎖脂肪酸よりも肝臓に辿り着くのが早いため、体内に蓄積されにくく、すぐにエネルギーに変換されるそうです。

MCTオイルセミナー

「中鎖脂肪酸がなぜ良いのか」、「長鎖脂肪酸とどう違うのか」などのメカニズムを知っていれば、サロンのお客様により説得力のある説明ができるので新たな提案も可能になりますね。

MCTの新たな可能性、それは“脳の若返り”

MCTオイルの新しい可能性、それは“脳の若返りに有効”ということ!

セミナーで岩井さんが例に挙げたのが、脳の老化として代表的な病気「認知症」。

認知症には初期、中期、後期とありますが、初期の前段階を「軽度認知症」と言うそうです。「いつ」「どこで」などがパッと思い出せない、料理中に鍋を焦がしてしまう、直前の出来事を思い出せない、など若い世代でも経験したことのある、ちょっとした物忘れ。しかし、これらの症状が頻繁に起こるようになれば軽度認知症が疑われることもあるのです。

そして恐ろしいことに、現代の若い世代で軽度認知症が増えていると言われています。その理由の一つが偏った食事。脳のエネルギー産生に必要な三大栄養素は、糖質(炭水化物)、たんぱく質、脂質。ダイエットで食事制限をしていると、この三大栄養素が不足しがちになってしまうのです。特に糖質制限中、脳の栄養であるブドウ糖を作り出す糖質やたんぱく質が不足している女性が大勢いるのだとか。こうしたブドウ糖の欠乏が、軽度認知症の引き金になることは珍しくないそうです。早期発見、早期改善が何よりもの改善への近道なのですね。

そんなブドウ糖の欠乏を補ってくれる救世主が、このMCTオイル!その理由は、MCTオイルには脳の三大栄養素の“脂質”が豊富に含まれているから。そもそも、認知症の予防は脳のエネルギー源となる栄養素をたっぷりと届けることだと言われています。つまり、良質な脂質をたっぷり届けてあげることが脳の健康には欠かせないのです。

ブドウ糖が足りていなくてもケトン体があれば脳は若返る!

糖質やたんぱく質は肝臓でブドウ糖になり、脳に運ばれエネルギーになる。一方で中鎖脂肪酸に含まれている脂質は肝臓で「ケトン体」という中間代謝産物になり脳に運ばれ、ブドウ糖と同じように脳を動かすエネルギーになる。つまり、ブドウ糖が足りていない脳にはケトン体を届ければOK! ということ。 

糖質制限をしてブドウ糖不足に陥っていても、このケトン体で脳のエネルギーを補給できるのです。しかもブドウ糖よりも脳に素早く届くというミラクル。この知識はぜひ多くのお客様に届けていただきたいところです。

また、最近流行している体質改善法「ファットアダプテーション」は、安静時や運動時に脂質をエネルギーとして利用しやすい身体に調整することを目的としているため、毎日良質なMCTオイル(脂質)を摂取すると効果が高まると言われています。脳のエネルギー補給も同じで、毎日良質な脂質を摂取しながらケトンエネルギーを活用しやすい体に最適化する、というのが大きなメリットなのですね。

認知症の予防には脳エネルギーは不可欠

高齢者の中にはブドウ糖をエネルギーとして正常に変換できない人も多いのだとか。そんな体質の方にも、ケトン体を生成を促進するMCTオイルは最適なのです。

セミナー後半には、認トレ®協会のプロのインストラクターによる楽しみながら体と脳を動かす「認トレ®教室」も。脳活性化の体操や手遊びなども紹介され、簡単な動作や複雑な動作の組合せで脳をトレーニングする方法もレクチャーいただけました。

認トレ教室の様子

手軽くラクラク摂取できるストレスフリーな脳習慣

ダイエットや病気治療などで食事制限や糖質制限中の人でも、脳のエネルギーを潤沢に吸収する手段としてMCTが最適!ということを学んだ今回のセミナー。ダイエットにも脳の若返りにも効果があるとなれば、導入を希望するサロンも今後軒並み増え、マストアイテムとなることが予想されます。

さて、肝心な摂取の方法は、朝晩の1日2回に小さじ1杯(5ml)を摂取するだけ。無味無臭のためコーヒーなどのドリンクやみそ汁、ドレッシングなどに混ぜても美味しくいただけます。小難しい制限がなくストレスフリーなので継続しやすいのも魅力です。

MCTオイル

estheteオススメ商品は、もちろん勝山ネクステージ株式会社のMCTオイル。化学溶剤は一切不使用という安心安全が約束されている製品です。食への安全意識が高いお客様にも自身を持ってオススメできますね。しかし油なので若干胃もたれを感じる人も。その場合は、牛乳やヨーグルトに混ぜて乳化してから摂取すると改善されるそう。また、「レシチン」サプリと併用して摂取すれば胃の負担を軽減する効果もあるそうです。

MCTオイル

食事制限しているのに効果が出ない、最近心身ともにパワー不足、というお客様にぜひ提案してみてください。健康寿命を意識し、脳内環境にまで気を配ったヒアリングを行えるエステティシャンだなんて、最高にプロフェッショナルだと思いませんか?

さらに、2020年2月には、植物由来のオイルサプリを介した美容サプリも展開される予定です。サロンの店頭販売商品を充実するに相応しいラインナップが揃います。

仙台勝山館MCTオイルパウダーゼロ

MCTオイル商品

ココナッツ由来100%のMCTオイルと天然のアカシア食物繊維のみを使用。糖類0gにこだわりました。

勝山ネクステージ MCTホエイプロテイン

MCTホエイプロテイン

消化吸収の良いMCTオイルとホエイプロテインのミックスプロテイン。筋肉強化のためBCAAを配合したココア味。足腰に不安を感じるシニアにオススメのカルシウム強化のミルク味。乳酸菌や鉄、コラーゲンなど美肌や腸活を意識する方に提案する有機抹茶味。全3種類。

※パウダー、プロテインの画像はイメージです。パッケージ・内容が変更になる場合があります。

まずは施術者のみなさんが生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。50代〜60代以上のお客様が多いサロンや地域密着型サロンは、脳トレやMCTオイルを取り入れたコースや食事指導が新規顧客の獲得や、新たなメニューになるかもしれません。


取材・文:鬼龍院雪乃

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