飛沫防止のフェイシャルプロテクターが登場。総合美術制作のグレイ美術と山口勝利氏が開発
身体を密着して施術することから、エステやまつ毛施術は対応が難しいとみられてきた。フェイシャル施術では、顔と顔を近づけてのケアが必須。30分以上の濃厚接触が避けられなかった。
「見えにくい」「動きが制限される」などの理由から、フェイスシールドの定着も難しかったようだ。
しかし、「施術をより安心安全に、より心地よく」という想いから株式会社グレイ美術と、医療サロン『シェイプロック』を運営する株式会社フォルテシモが、飛沫防止プロテクター『グレイガード』を共同開発、販売がスタートした。
複雑な手の動きを制限しない構造
施術者の手の動きや美容機器を用いて施術する場合にもおいても動きが制限されないよう、十分なスペースを確保。また、施術者の身長差にも対応できるようにも設計。さらに、施術者の顔の映り込みができるだけ少なくなるよう配慮した角度設計を行っている。
2箇所の本体開口部は二層・三層に設定
開口部は、本体の左右と施術者側の約2箇所。腕を差し入れて施術を行う左右の開口部は透明PET板とストレッチ生地の二層式、施術者の顔側の開口部は透明ビニールシート、ストレッチ生地、不織布の三層式になっており、最大限の飛沫防止対策を実現している。
強度と耐久性を持つPET素材を使用
使用している素材は、アクリルではなくPET素材。アクリル板の5倍の強度と高い耐久性がありながらも透明度が高く、環境にも優しい。エタノール、イソプロピルアルコール(IPA)、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒が可能。消毒を重ねても曇ることなく耐薬品性に優れている。
なによりも安心を提供
本体内はスペースが広く開放的で、中に入っても圧迫感をあまり感じない構造。「全国冷え症研究所」が実施した実験結果によると、『グレイガード』に入ると自律神経が安定する作用を発見!飛沫感染に対する不安の払拭が、リラックスに結びつくようだ。
コロナ前のような安心と脱力感をお客様に提供したい
開発は、フォルテシモの代表であり、全国冷え症研究所所長なども兼任する「冷え性研究の第一人者」である山口勝利氏が中心となって行われた。
施術者の肩、ひじ、手関節がとても複雑な動きをするため、この動きを制限することのないものでなければならない。お客様に安心感を与える製品にしなくてはならない。
この2つのミッションをクリアするために、広告やCMなどで長年美術制作を行ってきたグレイ美術の技術がぴったりマッチ。美術制作は毎回が完全オーダーメイド。さらに、現場に違和感のないようぴたりと設置できなくてはならない。見た目の美しさやスピード感も必要だ。
グレイ美術は、飛沫対策が必須となってからオーダーメイドの飛沫防止製作をスタート。長期設置が可能で、原状復帰しやすい設計をフルオーダーで数多く受注してきた。特に、アクリル製・PET製のパーテーションやボックス製作の評価が高く、クリニックや飲食店、自治体、大学、レンタカーショップ、エステサロンなどあらゆる業態が利用している。
フォルテシモが運営する医療エステサロン「シェイプロック」でも、グレイ美術製作のエアゾルボックスをいち早く導入しており、お客様と施術者両方からの反応を熟知したうえでの開発となったようだ。先に導入例があり、効果を上げているとなると、客足が戻らないサロンは参考にすべきだろう。
施術時にマスクができないお客様は、かなりの緊張を強いられている。
このことに気がついた山口氏は、緊張感をほぐすには飛沫感染を予防する安心・安全な設備が必要と判断、実際にグレイガードを使用した状態での自律神経の安定作用をテストしながら開発を進めた。飛沫防止度と同時に自律神経の安定もデータ上に現れ、完成・発売に至ったという。
販売は、株式会社フォルテシモが行う。
03-3610-2216
Text :yuni nojima
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