美容師資格不要でヘアメイクを学べるカリキュラムに刷新。資生堂のアカデミー&スタジオSABFA(サブファ)
資生堂のヘアメイクアップアカデミー&スタジオ「SABFA(サブファ)」が、2020年6月18日(木)に原宿駅前に移転、カリキュラムを刷新した。移転先は、1階に美容施設「Beauty Square(資生堂ビューティ・スクエア)」が入るWITH HARAJUKU(ウィズ原宿)の2階。美容業界のリーダーとなるプロフェッショナルの育成を目指す。
これまでのSABFAのカリキュラムは、宣伝広告などで活躍する資生堂ヘアメイクアップアーティストが指導にあたり、さまざまな芸術の分野で活躍するスペシャリストを外部講師として招くなど、技術、美意識、感性を磨く実践的な授業を実施してきた。今後は、他分野で手腕を発揮する美容のプロや、働きながらでも受講できるようカリキュラムを設定。美容師免許がなくてもプロフェッショナルコースに進むことができるようになった。さらに、コンテストや作品づくりに最適なヘアメイク撮影を行うことができるスタジオを併設。卒業したら終わり、ではなく、卒業生のアーティスト活動を支援するエージェンシー「Office SABFA」の運営等も拡充、ヘアメイクを必要とする業務や事業者等とのパイプ役もこなす。第一線で活躍するには、技術や知識だけでは付け焼き刃。本物の美しさに触れ、美を多角的に捉える広い視野と創造性を身につけることができるよう、スクール生をバックアップする。
新たな校長には、2020年7月1日付で、昨夏に埼玉県立近代美術館にて個展を開催するなど、ヘアメイクアップアーティストの枠に収まらない活動に躍進し続ける計良 宏文(けら ひろふみ)氏(資生堂トップヘアメイクアップアーティスト)が就任する。
授業は10月開講。メイクやヘアに興味のあるプロの皆さんは注目を!
今年10月から順次開講するコースは5つ。注目は、美容師を引退して今はマツエクやアイデザイナーとして活躍する人にオススメな「アート&ディレクション ヘアメイクアップ」。新設のこのコースは、アートディレクターやファッションデザイナーとのセッションを授業で行う実践形式で、まるで仕事さながらの雰囲気と進行を体験できる。より多くの人に共有してもらう表現は、サロン内で個人に対して施術を行ってきたスキンケアやパーツケアのプロは普段経験をしないこと。授業内でアーティストとしての仕事で求められることが学べ、プロとのやりとりを通じて表現や完成形を考えるというアプローチはクリエイティビティを発揮できるだろう。さらにコースの修了制作では、資生堂の文化メディアWEB花椿とのコラボレーションも予定している。作品が媒体に掲載される体験ができるかもしれない。
その他、1回の受講も受け付ける技術講座や卒業生向けのブラッシュアップ講座、フォトシューティングセミナーなども開講。「SABFA YouTubeチャンネル」を使った講師紹介動画も配信を予定している。
美容師免許:不要
開講時期(期間):2020年10月〜半年間
美容師免許:要
開講時期(期間):2020年10月〜半年間
対象:ヘアメイクアップアーティストとして、クリエイティブな表現力を高めたい方
美容師免許:要
開講時期(期間):2020年10月〜半年間
アドバンス メイクアップ
対象:さらにメイク技術を高めたい方
美容師免許:不要
開講時期(期間):2021年4月〜1年間
対象:さらにヘア技術を高めたい方
美容師免許:要
開講時期(期間):2021年4月〜1年間
10月開講コースの募集期間は7月13日(月)~8月18日(火)。学校説明会はオンラインでも実施する。
<新校長 計良 宏文氏のSABFAでの教育についてのメッセージ>
多くの仕事において、情報や知識だけでなく、自発的な発想力と創造力が必要です。しかし、ヘアメイクには応用が効く基盤となる力も求められます。説得力のある技術を持つことは、自身の大きな強みになるはずです。
SABFAで指導するのは第一線で活躍するプロのクリエイターです。宣伝広告や海外コレクションなどの最先端の現場で活躍するプロがプロに教えることで「本物の美しさ」に触れ、審美眼を磨き、美意識を高めます。美を多角的にとらえる広い視野を育み、創造性を生み出す力へと昇華させる指導を行います。
結婚や出産でステータスが変わった、アフターコロナでサロンのあり方が変わってしまった、動画に挑戦したいなど、内に秘めたヘアメイク分野への想いがある人は、とてもいいチャンス!詳細はホームページからも確認できる。