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ルイ·ヴィトンの新作フレグランス「Myriad(ミリアド)」 建築とパフュームが交わすユニークな対話

Myriad(ミリアド)

2021年に誕生した、パフュームを優れた芸術のレベルまでに昇華させたLes Extraits Collection(レ・ゼクストレ コレクション)に、フレグランスの世界で名高く稀少な香料にオマージュを捧げた新しい香りが誕生。

 

エクストレ・ドゥ・パルファン ミリアド

100ml 97,900円(税込) 2023年10月19日(木)発売

Myriad(ミリアド)

レ・ゼクストレ コレクションは、ルイ・ヴィトンのインハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードと、伝説的な建築家であるフランク・ゲーリーの稀有な出逢いから誕生した究極のコレクション。ピュアな感情を生み出すために固定概念から解き放たれることを理念として共有されている。

香調
ミリアドには、別名「ブラックゴールド」として知られる素材、ウード(沈香)を採用。他のすべての香りを内包しているかと思わせるほど奥深い香料で、世界中の調香師に壮大なインスピレーションを与えると言われている。バングラデシュの農園で生まれたウード・アッサムのエッセンスにあわせたのは、フローラルノート。調香師のジャックは、瑞々しいブルガリアローズのエッセンス、グラース産のメイローズアブソリュートのふくよかさを組み合わせたローズアコードを作り上げ、特別なウードとのコントラストを強調。メインノートを支えるためにサフランを重ね合わせ、ウードにもともと含まれているレザーノートとスパイシーさをUP。そしてカカオからは、官能的でありながら素材本来の力強さの二面性を打ち出すノート。包み込むように濃厚なアンブレットシードとホワイトムスクが香りを浮遊させ、エネルギーを吹き込み、肌の上に長く留まる。そしてファイナルタッチをもたらすのは、モスノート。なめらかでタイムレスな余韻がベルベットを想わせる高貴な印象をもたらす。……と、このように矛盾を感じたり複雑さを感じる香りのようだ。

 

カテゴリー化に抗うカラー

フレグランスとは嗅覚より先に視覚で認知されるため、「ミリアド」のメッセージは黄褐色を帯びたレッドとアンバーピンクの間で揺らめくその液体のカラーに表現されている。この大胆な色合いは、自然が持つ無限のカラーパレットの永遠の不思議を想わせる。

 

シリーズに共通するボトルデザイン

Myriad(ミリアド)

 

ボトルのデザインは、現存する建築界の巨匠の1人であるフランク・ゲーリー。物理の法則に縛られないダイナミックでなめらかな形状を構想。一言で言うと、自由に浮遊しているかのようなシェイプを表現。ルイ・ヴィトンのオリジナルボトルラインを円弧状に引き延ばすことからはじめ、その後に、空想上の花さながらの素晴らしいキャップ(蓋)をデザイン。このキャップの基本形状を決めるにあたり、フランクはアルミニウムのシートを自らの手の中で丸めて試行錯誤したそう。この儚くも、今や永遠となったフォルムは技術的かつ卓越した美しさの両方を反映。それは彫刻的で極めて優美なアート作品そのものだと言えるだろう。

香り、カラー、ボトル、キャップどれをとっても全てがアートであり、完璧なデザインを持っているのがルイ・ヴィトンの特徴。クラフツマンシップにこだわりを持ってきたか、という証となっている。


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