肌に直接プリントできるハンディプリンターが日本上陸 お湯落ちインクで安心、サロンのオプションとしていかが?
化粧品素材を使ったインクでカラフルなタトゥーやイラストを肌に印刷できる家庭用のハンディープリンター『Prinker S(プリンカーS)』が日本上陸。製造は、韓国の電子デバイス企業Prinker Korea Inc.(プリンカーコリア、大韓民国スウォン市)。プリンカーコリアによると、主要プリンターメーカーの中で化粧品素材を肌にプリントできるハンディープリンターは世界初だという。
Prinker Sは、ファッショナブルなテンポラリー・タトゥーを素早く肌にプリントできること。デザインは、iOS、Androidデバイス向けの『Prinker』アプリで5,600以上のデザインを提供、毎日日替わりで楽しむこともできる。
使用方法は、アプリでデザインを選択・またはオリジナルデザインをWEB経由でアップロードし、Prinker SへBluetooth連携で転送、デバイスを肌にあてて滑らせて転写する。デザインは平均約3秒であっという間に肌へプリントできる。
FDA準拠のコスメ由来のお湯落ちインクを使用
オリジナルデザインもプリント可能
企業ロゴやキャラクターなど、イベントやキャンペーンなどに沿ったデザインも印刷することができる。1,000dpiの解像度による細かなデザイン、ブラック・カラーインクによる多彩な表現が可能。作成したデザインは、Web上のコンテンツ・プラットフォームにて他のユーザーにシェアすることもできる。2月末時点で約35,000ものデザインがアップロードされているようだ。
インク原料はFDAが認めたコスメ用
肌にプリントするインク材料は、アメリカ食品医薬品局FDA (Food and Drug Administration)やEUの化粧品情報管理システムCPNP(Cosmetic Products Notification Portal)が認定する化粧品用のものを使用。耐水・耐摩擦性があり、プリントしてから1日〜3日程度は肌の残るが、水と石鹸で簡単に洗い落とすことができる。ヘナを使用したデザインタトゥーよりも使い勝手が良さそうだ。
インクカートリッジは1000回のプリントが可能
インクカートリッジは、ブラックインクとカラーインクの2種類。最大プリントサイズ100 cm × 2.2 cm、それぞれ約1000回のプリントが可能。ブラックはグレースケールやリアルな黒を表現するために開発されているため、カラープリントをする際はカラーインクカートリッジ(CMYK)を使用するため不必要ということだ。
販売は、オンラインストアなどで行っている。日本発売記念として、2021年4月30日まで本体セットを15%OFFで販売中。
発売元のPRINKER KOREA INC.とは
サムスン電子出身のインクジェット印刷技術エンジニアのジミー・リーと、マーケターのルーク・ユン、ハードウェア・ソフトウェア開発エンジニアのクリス・リーの3名が2015年に創業。韓国では資格を持つ医師でなければタトゥーの施術ができない中、痛みや人体への害を伴うことなくタトゥーやボディペイントを表現できる世界初のテンポラリー・タトゥー・プリンター『Prinker』を開発。2018年にはプロやビジネスユーザーに特化した『Prinker Pro』を発売。現在60カ国以上の国々で、タトゥーアーティスト、マーケティング会社、イベント会社、学校、幼稚園、家族、クリエイティブな個人などによって活用されている。Prinker Sは、2020年にリリース。コンシューマー向けとしての初の製品となる。
受賞歴は、ヨーロッパ最大のスタートアップカンファレンスおよびピッチングコンペティション「Slush 2016」のトップ4企業に選出、「L’Oreal Innovation Runway」では優勝している。
クライアントにはシャネル、ルイ・ヴィトン、ジバンシィ、プラダ、コーチ、サムスン電子、MTV、カートゥーン ネットワーク、ハーレーダビッドソン、コカコーラ、ネスレ、マイクロソフトなどのブランドや企業が含まれる。
Text :yuni nojima
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