HBS卒業の敏腕女性経営者が創るスキンケアTatcha(タッチャ)初上陸 多角的な魅力を紹介
サンフランシスコと日本で共同開発を行う、ハーバードビジネススクール(HBS)卒業の女性が立ち上げた化粧品ブランドのtatcha(タッチャ)が日本に上陸します。
あぶらとり紙からはじまった日本美容への探究心
台湾系アメリカ人のヴィッキー・ツァイ(Victoria Tsai)氏は、ハーバードビジネススクールを卒業後、スターバックスに入社、中国へのビジネス展開を任され、とシアトルと中国を行き来するようになりました。そんな生活の中、立ち寄った日本で出会った「あぶらとり紙」。「女性が紙で顔を抑えているけど、あの紙、何?」
あぶらとり紙のルーツは、金箔の製造と深く関わりを持っています。金箔を伸ばすときに使用される「泊薄紙」と呼ばれる和紙がそれで、相当使い込まれてから再利用としてあぶらとり紙となっていたようです。主に使用していたのは、化粧が日常だった舞妓さんや花街の女性たち。あぶらとり紙に魅力を感じたヴィッキーは、京都で一人の舞妓さんと知り合い、彼女から美容法を教えてもらうことになります。
日本の美容は水を使用する水美容。
ハーバードビジネススクール時代、彼女は化粧品会社のインターンをしていて、様々な化粧品を自分の肌で試していたため、その後遺症もあってか肌荒れに悩まされていたといいます。日本人が伝統とする美容法は、まったく新しいスキンケアやトリートメントとの出会いだったのでしょう。
そんな経験を経て誕生したのが、「タッチャ」というブランド。ヴィッキーはサンフランシスコ在住ですが、研究所は東京に設立しています。
スキンケアはセルフケア。スキンケアステップは美容の作法
秋田こまち、宇治の緑茶、沖縄の海藻を主成分に、2回の発酵を経て完成させた和フード発酵コンプレックス「HADASEI-3™ :ハダセイ-3™(サッカロミセス/(チャ葉/オキナワモズク/コメ)発酵液)」は、ブランド独自成分として、タッチャのほぼ全ての製品に配合されています。
パッケージには、棗(なつめ)、桐箱、和紙など、古来から見られる日本製品の姿にインスパイアされたデザインを取り入れています。すでに世界各地で展開が始まっており、セレブリティにも愛用者が多数いるとのこと。
ブランドのフィロソフィーは、「HARMONY FROM SKIN TO SOUL」。「この肌と、こころに、美しい和を。」という意味になりますが、その心は、ズバリ!「スキンケアとはセルフケア」ということ。肌と向き合う時間は、⾃分⾃⾝の⼼と深くつな がる時間であり、美しさを育む⼤切なもの。これは、ホームケアの理想的なカタチです。ブランドが推奨するデイリーアイテムは4つですが、これを使用することがスキンケアのリチュアル(作法)である、と主張しており、日本の伝統の所作(茶道など)が思い浮かぶユニークなアイディア。世界中で親しまれているのは、こういった日本の伝統へのリスペクトやオマージュが製品と使用感に感じられるのかもしれません。
タッチャ カメリア クレンジング オイル
150mL 5,700円(税込)
伊⾖⼤島産椿油配合で、すっきりとした洗い上がり。
タッチャ ライス ポリッシュ クラッシック
60g 7,700円(税込)
⽶ぬかエキスと⽶粉を配合し、肌に優しく毎⽇使えるパウダー洗顔料。シルクプロテイン(加⽔分解シルク)を配合したものなど、肌タイプ別に4種類が揃います。
タッチャ エッセンス
150mL 13,000円(税込)
発酵液<HADASEI-3™ :ハダセイ-3™>コンプレックスを用いた化粧液製造工程で水を使用せずに製造した、ブランド至上で最も⾼濃度な発酵化粧液。肌を角質層から⽴て直し、たっぷりと潤いを湛えた”潤立肌”(じゅんりつはだ)を目指します。
タッチャ シルク クリーム
50mL 15,000円(税込)
国産アコヤ真珠由来エキス(加水分解コンキオリン)、シルク成分のセリシンと加水分解シルクを配合。みずみずしい感触で、角質層のすみずみまで浸透。しなやかでハリ感のある肌へと導きます。
製品の販売は、オンラインショップと京都サロンでの体験販売が主ですが、2021年11月24日(⽔)から12月7日(⽕)までの間、伊勢丹新宿店本館1Fでポップアップショップが予定されています。
タッチャのスキンケアリチュアルを体験できるサロンは期間限定
タッチャ エクスペリエンス サロン 京都は、カウンセリング、ブランドストーリー、実際の商品お試し(手元以外は要問い合わせ)までが体験できる予約制のタッチアップスペース。
タッチャ エクスペリエンス サロン 京都
2021年9⽉28⽇(⽕)〜 2022年春(予定)
11:00 –17:00 (最終受付 16:00) 45分制
⽕曜⽇定休
サロン問い合わせ先 tatchajpreservation@tatcha.com
社会貢献活動、ビューティアワード、経営者賞など多方面からの注目
「真の美しさはこころ」からという真念にもとづき、化粧品の製造だけでなく、社会貢献活動も並行して行っているのも注目すべき点。
世界の子供の公平な教育機会の創出や性差差別のない社会の実現を目指し、教育ファンド「Beautiful Faces,Beautiful Futures 」を通じて売上の一部を、識字教育に力を入れる非営利団体「ルーム・トゥ・リード」に寄付、活動を支援しています。2014年1月以来、女の子が550万日分学校に通えるに相当する500万ドルの寄付を行い、東南アジアやアフリカの子供の教育を支えています。
製品の実力や知名度も、こういった社会貢献活動に負けていません。これまで、タッチャは100を超えるコスメアワードを受賞しています。アリュール誌の「ベストオブビューティーアワード」は複数回受賞を獲得、2021年にはWWDにて「最もパワフルなビューティーブランド」の1つと評されました。
そして、何よりヴィッキー本人が注目を集めるビジネスパーソンということも外せません。というのも、彼女は「タッチャ」だけでなく、スターバックスなどのビジネスパートナーとして活動しており、既にアメリカでは有名起業家のひとり。37歳から10年以上かけて「タッチャ」を育てたあとに大手化粧品メーカーに成長を一任、2019年にCEOを退任しました。しかし、2021年1月に再び呼び戻され、パンデミックの最中であるにもかかわらずブランドを盛り返し、日本上陸にこぎつけた手腕の持ち主なのです。
その証拠に、2019年のWWD Beauty Inc.「Founders Award」、「 the Cosmetic Executive Women Female Founder Award」、 2018年には、タッチャの公平な教育機会創出活動が称えられ、InStyle Magazineにて、「Badass 50 Women” of 2018」 に選出されるなど、女性経営者としてビジネス誌にしばしば登場しています。経営者としての実力、水美容の取り入れ方、サロン形式でじっくりと商品を試してもらうタッチアップ方法、「タッチャ」のすべてが新しいコスメブランドの姿をなしているのでは? と思えるほど。ぜひ新しいスキンケアブランドとして注目してください。
参考:ハーバード・ビジネス・スクールの卒業生が「芸者」から学んだこと(https://courrier.jp/news/archives/3763/)
Steve Jobs,Michael Dell,and Howard Shultz Did It. How Victoria Tsai Reclaimed Her CEO Job After Selling Tatcha for $500 Million The founder and CEO of the premium skin care line stepped aside,only to return in 2021 to lead the company through the pandemic.(https://www.inc.com/amrita-khalid/tatcha-victoria-tsai-ceo-unilever.html)
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